
企画の段階では写心がメインで文章は少しの予定でした。
それがフォトエッセイに変わった。
半年で全部の書き直しを三回、細かいところを入れたら数えられない。
赤ペンだらけの日々でした。
今でも、これを書いたらよかった〜もっと伝えたいことがあった〜
とかきりがないです。
本に記載されているのは8家族ですが、100家族分ぐらいを書かせて頂きました。
その中から僕以外の関係者が選ぶ形、僕が入ると思い入れがあったり、別の感情が入るからとこと。
今回、老犬さんの家族の方々と懐かしく話す機会があり、感じたことがあります。
それは『シアワセな後悔』という言葉が思い浮かんだ。

『一度でいいから、お腹いっぱい食べさせたかった。』
食いしん坊さん、頭の中が食べることでいっぱい、台所は女子ゴルの聖地。
食に関してはいろいろなエピソードや思い出がいっぱい。
『もうボール遊びはいいです。』
『もう泳げません〜』
『今日は散歩には行きません』って言わせたかったって。
現実には体のことを考えると無理なことなんですが、
いたずらっ子が家族の留守の間にフードをお腹いっぱいに食べた。
家族でバーベーキュに行く途中でサービスエリアで休憩中に、車ですべてのお肉を食べた。
いけないことなんですが、でも楽しかっただろうなぁ〜
ホタルの若い頃、琵琶湖で泳いでいて、帰ることを察知して琵琶湖から上がってこなくて、
お追いかけると岸の方へ泳いで行くし、こっちも頭に血が上ってくるし、
でも、今思えば、怒らなければよかった。
もっと泳がせてあげればよかった。。。そんなシアワセの後悔をしています。

明日〜とか、今度ね〜とか、ではなく老犬さんは今が全てなんですよね。
本当にまいにちがシアワセ記念日でありますように。
そう想いながら、今日の一日を過ごして欲しいです。